霊務3

「頑張れ霊務-11」





とある
吊り橋にまで
連れてこられた
里子は、

雰囲気のある場所に対し
軽く怯えていた。









「あ、あの…
ここは?」









「そう怯えなくて
いいよ…

ここはアタイの
担当地区さ」









今までの
学校の担当から変わり

新たな場所で霊務を
行うサキは、

自分の
ホームグラウンドに
里子を連れてきていた









里子が雰囲気があると
感じるのは無理はない。








ここは、
もう使われていない
吊り橋で、

人間界で名のある
心霊スポットなので
あるから。









「さて…

今まで大変だったね。

無理やりの霊務で
嫌になっただろう?」









急に優しくしてくる
サキ。








前に霊務を習った時の
厳しい顔付きは
なくなっている。









むしろ、
こっちのが
本当の彼女の
顔なのだろうか?









さすがは
あの学校で何百の霊を
慕わせているだけの
事はある。









「私…
どうしてもレベルが
上がらなくて…

才能…
ないかもしれません…」









「………」









サキは里子に
才能が無い事は
分かっている。









前にも里子に対し
才能がないと言ったが

ここまで落ち込まれると
ハッキリ言う気にも
なれない。









(こんな時、
あの子なら笑いながら
うん才能ないねっ
…て言うんだろうが…

とりあえず
何も言わないどくか)









そんな事ないよと
お世辞も言うタイプの
サキではないので、

沈黙に徹した