霊務3

「頑張れ霊務-9」





相変わらずの
恐ろしい霊気。








重苦しい力が
体を絞めてくるようだ。










「様子見で
少し見ていたら
そんな事を言うとはね…

本来社長クラスに
そんな事を頼む事態
間違っている。

ちょっとその子に対して
特別扱い
過ぎやしないかい?」









するとオジサンは
冷静になって
メガネをクイクイさせる









「はて…?

そうですか?

私には普通の
つもりでしたが…」









どこか
すっとぼけた感がある。









それは付き合いの浅い
里子にも、
感じられるくらいの
白々しさだった。










「これ以上アンタに
任せると、
ロクな事に
なりそうにない。

この子はアタイが
預かっておくよ」









その言うと
無理やり里子の手を
引き始めた。









それを見たオジサンは
焦って飛び出した。








「ちょっ、
ちょっと
待ってください!」








グッ……









しかし、
身を出したオジサンは
体が固まってしまった








サキは
手を突き出しながら、
睨み付けた。









「これ以上迫れば、
本気で金縛りをかけるよ

霊のアンタでも
昇天したくないだろ?」










それだけ言い残し、
里子を連れて
その場を去ってしまった