「頑張れ霊務-2」





「そうなんだ…

早く良くなるといいね」









「まあいいサ。

いい機会だよ、
アタシもジックリ
霊務ってのに
集中できるし」








キサラがそう言うと
2人の間に
オジサンが人差し指を
立てて、
ニュッと割り込んだ。









「その通~~~~~
~~~~~~~~り!」









更に続けて言う。









「君らは霊なんだから
霊務がまず第一。

集中してもらわなくちゃ
困る!」









えらいビシッと
気合いの入りよう。







オジサンの
キャラではないくらい
厳しい言葉を
発している。









本来のオジサンを
詳しく知らない2人に
とったら、
これが普通なんだと
思うが、

ちょっとなんか
様子がおかしいのは
他の人なら
感じるであろう。









「さあ、では
いよいよ実戦に入る!

いいかね君たち!!」









「はいっ(は~~い)」








里子は力強く
返事をして
キサラは力抜けて
返事をした