【霊務-8】
里子は
クルっと向きを変え
大男に話しかけた。
「あの…!閻魔様…!
一つ聞きたいことが
あるんですけど、
いいですか?」
その言葉に対し、
大男は手を横に振る。
「あ~…
閻魔じゃないんだがな。
よく間違えられるけど、
ただここで霊を導く
ジャッジをしてる身だ。
んで聞きたい事とは?」
すると里子は
ペコリと一礼した。
「はい…
母は…
母もこの世界で
働いてるんですか?!
まだ私が小さい時に
亡くなって
しまったので…」
すると大男は
手元の本をペラペラと
めくり始めた。
「お前の母親か…?
ウム…
残念ながら
霊にならず、
すぐ生き返ったぞ」
それを聞くと
今度は別の質問に変えた
「母の…母の死因は
なんですか?!
母は21で私を生んだと
父から聞いたのですが……
私が子供の頃に
原因不明な死で
この世を去りました…
理由を教えてください!」
『死因』と言う
言葉を聞くと、
何故か大男は
急にしどろもどろになる
「あ…う…
げ…原因までは
分からないな…」
嘘つき……
さっき私の情報も
その本を見てたし、
死因まで言っていた…
母の死因が
載ってないハズはない!
疑いの眼で
里子は大男を
見つめていた
里子は
クルっと向きを変え
大男に話しかけた。
「あの…!閻魔様…!
一つ聞きたいことが
あるんですけど、
いいですか?」
その言葉に対し、
大男は手を横に振る。
「あ~…
閻魔じゃないんだがな。
よく間違えられるけど、
ただここで霊を導く
ジャッジをしてる身だ。
んで聞きたい事とは?」
すると里子は
ペコリと一礼した。
「はい…
母は…
母もこの世界で
働いてるんですか?!
まだ私が小さい時に
亡くなって
しまったので…」
すると大男は
手元の本をペラペラと
めくり始めた。
「お前の母親か…?
ウム…
残念ながら
霊にならず、
すぐ生き返ったぞ」
それを聞くと
今度は別の質問に変えた
「母の…母の死因は
なんですか?!
母は21で私を生んだと
父から聞いたのですが……
私が子供の頃に
原因不明な死で
この世を去りました…
理由を教えてください!」
『死因』と言う
言葉を聞くと、
何故か大男は
急にしどろもどろになる
「あ…う…
げ…原因までは
分からないな…」
嘘つき……
さっき私の情報も
その本を見てたし、
死因まで言っていた…
母の死因が
載ってないハズはない!
疑いの眼で
里子は大男を
見つめていた



