霊務3

「バンド娘-17」






ちょっと気分を
変えるために、
明るい話を
し始めた。








「ねえねえキサラ。

キサラは伝説の霊
『礼子』って
聞いたことない?」









「いいや。初耳だね。

霊界の事は
よく知らないが
どんな人なんだ?」









「うん。

なんか、
いろんな霊に慕われて
3日で社長クラスに
なった人みたい。

もうこの霊界には
いないけど、
そんな人みたいに
なりたいなって」









里子は
そう言ったお姉さん的な、
カッコ良い人に
憧れる傾向があるようだ。









現に、
キサラの事も
憧れの気持ちがある。









「へえ~~。

そんなすぐ
レベル上げられるなら
アンタもすぐ上がるよ」









「ありがと★」










それだけ言い
ブランコをまた揺らし、

空を見上げる。








今日はえらく
星が綺麗だ。









しばらく
そうしていると…









「あ!!!!!!」








年配の驚く声が
聞こえた。








またさっきみたいに
ブランコ見て、
驚いた人かと思ったら…









「見つけたよ!
探したよ里子君」









「あ、田中さん」









それは担当の
霊のオジサンであった