霊務3

「バンド娘-13」






バンドも終わり、
大満足で
観客達も
帰る支度をしている。









そこにキサラが
里子のとこへやって来た









「悪いね待たせて。

ミーティングが
長引いて…

ってアンタ何
泣いてるの…?」









ひっくひっくと
涙流す里子。



霊だから
別に誰かに何かされた
ワケじゃないのは
キサラは分かっていたが

泣いている
理由まで分からなかった










きっと自分の歌声に
感動したのだろうと
キサラは勝手に思った。









「フフ。
痺れただろ
アタシの歌声」









里子は泣き崩した顔で
ワッとキサラに迫った。








「痺れたなんて
もんじゃないよ~~!

うう~~!!」










泣いてる里子は
キサラに宥められ
少し落ち着きを
取り戻した。









すると、
帰る観客から
キサラの名前が
耳についた。









「お前先週発売した
キサラのCD買った?」








「そりゃも
ちろろん買ったさ!
あの歌声は凄いしな!」









キサラのCD?

先週?








確かキサラは霊界での
名前なハズじゃあ…