霊務3

【みんなの笑顔─7】







オジサン自身
礼子にトラウマが
あっても、

その懐かしさは
悪い気持ちではなかった。











(……里子君のレベルと
霊力が元に戻ってる…

きっと彼女の中に居た
礼子君が、
その力をもって
復活させたんだろ…)












この世にいなくても、
残留思念だけで
相変わらずメチャクチャ
やってくれる…











それが相変わらずと
言ったふうに、
可笑しくも感じられた。











「良くやったよ…
お前は…」










今までクールに見せて、
感情を表に出さなかった
サキが、

里子の頭を撫でながら、
ギュッと
抱き締めてきた。










「里子ちゃ~~ん!!
俺も!」









続いて火鳥も
どさくさに紛れて
里子を
抱き締めようとしたが、
キサラに邪魔された。








「女の子同士のハグを
邪魔するな!」








「アハハハハ!」








それを聞いて里子は笑う。








生きてる事の喜び…

みんなで
また会えた喜び…









それを噛みしめるように
お互いが確認し合い、

その喜びを
感じ取っていた。









里子は一通り話をすると、
みんなの手を引いた。










「さあ!!
人間達が起きるまで
まだ時間があるわ!!

私たちも騒ぎに
行くわよ!」









こんな積極的で、
開放的な彼女は初めてだ。








あの根暗で
モジモジしていた姿は、
もうどこにもなかった。









やはり、
礼子家の成せる
血か本能か。








パレードを目の前にして
バッと飛び出した