霊務3

【悪魔とその片腕─36】






ゼエゼエ…










すぐに火鳥の息が上がる。












それでも尚、
拳を振るい
向かって来る元仲間が居た。












そんな懸命さを見てか、
竜騎も少し反撃に出た。











スッ…












火鳥の懐に飛び込むと、
手に秘めた衝撃波を
直接胸に叩き込む。











ドン!!!










「グフ……!!!」












火鳥は後ろに吹っ飛ぶが、
姿勢を維持しままで、
下に落ちる気配は
見せなかった。












「効いたよ~竜騎…

や、やるなあ…」












………












ダメージを受けてるのに
この笑顔。











一体何故…?












感情の事を
何一つ分からない竜騎は、
火鳥に訪ねる。













「何故…

…そんなに楽しそうに
戦うのですか?

こんな苦戦を強いられる
状態で…」











それを言われた火鳥は、
自分でも笑顔に
なっていたのも気付かず、
ハッとする