【悪魔とその片腕─34】
「竜騎!?」
ボスの声も届かず、
ぐんぐんと
空高く昇り続ける。
飛び出した火鳥も、
空中に逃げた竜騎を
後から追った。
雲を突き破り、
どこまで行くのか?
そして、
ある程度の高さまで行くと
竜騎は止まり、
火鳥が昇るのを待ち構えた。
間もなく火鳥も上がり、
同じ目線に対峙する。
「空中戦が得意かい?
竜騎」
こんな高くまで上がる何て…
だが、
竜騎の意志は
別のところにあった。
「…………
巻き添えを
くわないように…」
なんと…
まさか、
そんな事を気にかけて?
それはボスに対する言葉か、
火鳥の仲間に対する言葉か、
はたまた
街に居る人間達に対して
言っている言葉か、
分からない。
いずれにしろ、
優しき想いがなければ
出ない言葉…
やはり竜騎は、
火鳥が思う通りの
男であった。
「ハハッ。
やっぱ竜騎はいいヤツだ。
心からアンタが
四獣霊のリーダーで
良かったと思っているよ」
「……」
竜騎はもう何も答えない。
いつも口数が多い火鳥も、
だんだんと笑顔を消し、
真面目な顔付きになった
「竜騎!?」
ボスの声も届かず、
ぐんぐんと
空高く昇り続ける。
飛び出した火鳥も、
空中に逃げた竜騎を
後から追った。
雲を突き破り、
どこまで行くのか?
そして、
ある程度の高さまで行くと
竜騎は止まり、
火鳥が昇るのを待ち構えた。
間もなく火鳥も上がり、
同じ目線に対峙する。
「空中戦が得意かい?
竜騎」
こんな高くまで上がる何て…
だが、
竜騎の意志は
別のところにあった。
「…………
巻き添えを
くわないように…」
なんと…
まさか、
そんな事を気にかけて?
それはボスに対する言葉か、
火鳥の仲間に対する言葉か、
はたまた
街に居る人間達に対して
言っている言葉か、
分からない。
いずれにしろ、
優しき想いがなければ
出ない言葉…
やはり竜騎は、
火鳥が思う通りの
男であった。
「ハハッ。
やっぱ竜騎はいいヤツだ。
心からアンタが
四獣霊のリーダーで
良かったと思っているよ」
「……」
竜騎はもう何も答えない。
いつも口数が多い火鳥も、
だんだんと笑顔を消し、
真面目な顔付きになった



