霊務3

【悪魔とその片腕─27】





未だボスの能力に
縛られている里子。







それを忘れるくらい、
オジサンに礼子の話を
聞いた。













「だって私のお母さんは
霊界に行かず、
すぐ生き返ったじゃ…

だから私、
お母さんと同じ名前でも
礼子さんは違うって
思ってた!」










確かに最初に来た頃、
そう言われていた。


しかし……









「…君のお母さんは、
生きながら幽体離脱が
出来てね…

伝説を作ったのは、
全て君が産まれる前の事。

彼女は実際死んでから
霊界には来ずに、
生き返りを選択した
ってのは本当の話さ。

だから君は
気付かなかった…」











そんな…事が…?










自分の母親が、
全・霊の憧れの
的と言う話も、
数々の伝説の話も
俄に信じられなかった。











だけど、それが真実。



認めなければ話は進まない。








それを聞いて、
里子は頭で整理しようと
黙り込んでしまった。











そんな中、
この話の終止符を
打ったのは、
07のボス。











「もういいかな?
私も聞いてて
いい加減飽きてきたよ。

気長でないんでね。

未練がなくなったとこで、
そろそろ
消えてもらおうか…」











そう言い、
トドメの一撃を放つ腕を
振り上げた