霊務3

【悪魔とその片腕─21】






ボスに操られ、
目の前で対峙する里子。




険しい目つきをしている。












「おや……?

何かねその目つきは…?


これから仲間を
処刑出来るのだよ。
嬉しくないのかね?

『憑依されてた』と
私のせいにしていれば、
自分は罪を逃れられる
理由がある中で、
殺しが出来るんだぞ?」











…………











そんな言葉に、
耳を貸さない。











相手をじっくり見つめる。












すると、
ボスの様子は変化した。












「………つまらんな。

怒るでも、
助けを請うでも、
泣き叫ぶでもなく、
その目つきだけとは…


せっかく憑依した
オモチャだが、
もういらん。

コイツらを
吹き飛ばさせた後に、
自害させてやろう…」












すると、
里子は思い掛けない事を
口走った。












「フフ…
私はもうアナタに何て
憑依されない…

近付いたのは、
アナタに攻撃を
仕掛ける為よ。

見てなさい、
私の『能力』を」











妙に自信満々に里子は言う