霊務3

【悪魔とその片腕─12】






………










しばしの沈黙の後、
ボスは口を開いた。










「…いいだろう。

どうせ死ぬんだ。

07…
いや私の真の目的を
話そう」












怖かった~~~~!


あっぶね!!!


今人生二度目の走馬灯を
見たよ!
(一回目は人間の頃
死ぬ時見た)











何とか
まだ殺されない状況に、
オジサンは
ホッと胸を撫で下ろす。











「…して、その目的は?」










真相を問うと、
ボスはゆっくり語りだした。











「選択の間…

何故占拠したか
分かるかね…?

あの場所は、
霊を人に生き返らせる場。

その蘇りのドアが、
正面向かって左にある」










選択の番人の机を境に
右側のドアがこの霊界、

左側にあるドアが
生き返らる道だと、

担当者のオジサンは
よ~く知っている。











それが何か…?












「あの道はね…

霊の能力を全て消し、
更に霊の頃の記憶も消し
人間に生き返らせる…

つまり生き返った人間は、
霊の特殊能力やら金縛りが
使えなくなってしまう」












それも分かる。

だから人間の世の中は、
霊の能力が蔓延せずに
混乱しないのだ。











「しかし……

そんな道は一体
誰が作ったと思う…?」












……考えた事もない。



神様としか、
オジサンの単純な脳じゃ
思い付かない