霊務3

【悪魔とその片腕─7】






今まで誰の攻撃も、
2人に届く前に
消えてしまう…










これはもしや…











「俺ら霊の能力を
『消す』能力か…?」











火鳥がそう推測すると、
ボスは拍手をしながら
褒め称えた。










「ハッハッ。

そうだよ。
君の見解は合っている。

この竜騎の特殊能力は、
相手の能力を
『完全無効化』にする
能力を持ってるんだよ。

とても平和的な能力だ」











何が平和的だ…!











そんな言葉なんて
発しないでほしい。










誰よりも平和を
掻き乱している
コイツには、
相応しくないセリフだ。










「そうか…!

だから俺らの攻撃は
全て竜騎に消されて
しまうんだ…!」











さすが四獣霊のリーダー。










厄介な能力を
持ち合わせている。










「フフ…
竜騎の『絶対防御』…

そして『絶対回避不能』の
私の能力が加われば、
我々2人に叶う霊など
いないのだよ。


教えてやろう…

そして、
絶望するがいい。

これが私の力だ…!」










ボスがそう言うと、
火鳥は急に金縛りのような
感覚に襲われる。










…と思いきや、
体が勝手に動くではないか。










どう抗っても、
抜け出す事は出来ない。










これは……