霊務3

【悪魔とその片腕─6】







その光景に、
未だ呆然とする里子。











これはどうもおかしい…











「ヤツの能力か…」











火鳥がボソリと言った。











こんな現象を
起こすと言う事は、
まず間違いないであろう。











「見破ってやるよ…

そのトリック!!」











全身炎を纏った火鳥は、
地面に足の裏を
強く打ちつけ、
飛び出した!











そして、
その途中で急に
フルブレーキをかけ、

体を急停止させる。










すると、
火鳥を覆っていた
炎だけは止まらず、
炎の塊は一直線に
ボスに向かって飛んでいく。











要は、
大砲のような原理である。










ゴア!!!!!!!











迫る炎に対して、
再び竜騎は手をかざした。










フッ………









先ほどと同じく、
簡単に消えた炎は
一切の跡形もなく、
綺麗さっぱり消え去る。











「竜騎……!」











かつての仲間……!











その異様な特殊能力は、
未だに理解できないでいる