霊務3

【悪魔とその片腕─5】





「な……!!??」









三人娘は、
同時に声を上げた。









下に居るオジサンと火鳥も、
目を見開かせて見ている。









あの強大な力が……


いとも容易く消えた?









唖然として見ていると、
今度はボスが動いた。









「少々お仕置きが必要だ。

フム……
やはり君が一番
力が強いみたいだね…」









ピキィィ……









ボスが指差すと、
里子は急に
両手で霊力を溜めた。








ドン!!!!








それを街の外に向かい
衝撃波を飛ばした!!








スドーーン!!!!









獅死雄を倒した事により、

壊れ始めた
狭間の壁……





その周りに集まっていた
警備兵達が、
今の里子の攻撃で
全て吹き飛ばされた!








ズズン……!!








街の周りから聞こえる、
叫び声と破滅の音。








せっかくの増援が…!








「何やってんだい
アンタは!!!」








サキがそう言うと、
ハッとした里子は答えた。








「えっえ?

何の事ですか…?」








何が起こったのか分からず、
キョトンとしている。








しかし、
すぐに街の周りの
異変に気付くと、
手を口に当てた。








「ヒドい……

誰がこんな……?」








何を言ってるのか?

自分でした事なのに…








まるで、
他人がしたかのように
里子は驚いている