【悪魔とその片腕─3】






「2人で生き返って、
どうするつもり!?

何故あなた達は
そこまでして
生き返りたいの?!」









里子の呼び声に、
ボスはじっくり
彼女を見据えた。










「ほう……娘……

レベル4から10に
上がったか…

どんなマジックを
使ったかのかね?」










!!










それを聞いたオジサンは、
まさかと思った。










「た、担当者の目!?

私と同じ、
レベルを見る特殊な目を
持っているのか?!」










そんな男なら、
尚更知らないハズはない。










きっとこうなる事を
見越して、

霊になったばかりでも、
自分の力は
言わなかったのであろう。










そうだとすると、
死んだその時…

この霊界に来る最初から、
悪巧みを企んでいたと
言う事。











絶対悪と言っても、
いいだろう。










そんな相手だからこそ、
ここで確実に
倒さなければならない