霊務3

【対決!四獣霊!─42】






「ひぃぃ~~~~

こんなとこで
死にたくない!

せっかく里子君が
レベル10になったのに!」










オジサンもガンガンと
壁を叩くが、
決して破れる事はない。









てかお前もう死んでるだろ。









霊での『死』。

無に還るのが
嫌なオジサンは、
必死に抵抗するも
結果は同じだった。










サキの氷も効かないし、
里子の霊力こそ及ばない。










本当に、
万事休すかもしれない。










「フハハハハハ!!!
無駄よ、無駄ぁ!!!

さて…
ではこれから
ジワジワとなぶり、
1人づつ殺していくかな…」










………シュン!











!!











一瞬、
目の前の狭間の壁から
獅死雄の横を
何かが通り抜けた気がした。








……?




気のせい……?









と思ったが、
先の予感は正しく
真後ろから声が聞こえた。









「…アンタ弾けてないね…

調子に乗ってるんじゃ…
ないよ!!」









ブワッ!!!っと
膨らむような爆発力!









獅死雄は
背中から受けた衝撃を、

自分も一緒に
前に跳ぶことによって、
力を緩和させた。









「グッ……!」








それでも多少のダメージが
あったようだ。









改めて睨み直すと、
思い掛けない人物が
そこに居た。









「キサラ!!?」









狭間の壁に
閉じ込められている
里子は、

獅死雄と対峙している
キサラに声を上げた