霊務3

【対決!四獣霊!─41】






……!!




この半透明な壁は!?










この街を、
覆い被さっているものと
同じもの。









そのミニ版の壁。










つまりは……











「捕獲完了。

俺の『狭間の壁』からは
絶対出られない…」











それと同時に、
火鳥はガクっと
膝をついた。









仲間の能力を
知ってるからこそ、
脱出不可能なのを
理解できたのだ。










「カー君!!
諦めないで!!

何よこんな壁…!」










里子が突っ込むと
バンッッ!と
簡単に跳ね返された。









想像以上に固い。










見かねた火鳥は言う…







「ダメだよ里子ちゃん…

これは霊力が高い者程
身動きが取れなくなる。

狭間の壁と同じだからね…

通れるのは、
レベル1~2程の
霊力がない新人霊くらい。

レベル5以上ある
ウチらは出られないんだ。

しかも…」










戦力になる3人には、
足枷が掛けられている。










これが無ければ、
もしかすると
猛突進して破る可能性も
あったかもしれないが、

動きを
封じられてしまっては、
それも出来ない。










逆に言うと、
ここまでの計算を
獅死雄はしていたのだ。










何という緻密な戦い方…










戦いの天才と言っても
過言はない