霊務3

【対決!四獣霊!─39】





しばらく睨み合い、
互いに牽制し続けている。









すると、
急に獅死雄は笑い出した。









「フハハ…

霊力が強い者が
たくさん居るな…

特にそこの女2人。

氷と能力吸収?
なかなかの力を
持っている」









サキと里子を指差し、
その力を誉めていた。









「強がるんじゃないよ!

こっちはあの子(礼子)の
力を吸収した里子と、
手負いの状態でも
四獣霊始めとする
アタイ達がいるんだよ?

さっさと降参するんだね」









それを聞いた獅死雄は、
やれやれと言った感じだ。









「バカな娘よ。

数など無意味。

全員囲まれて……死ね!」








ドン!!と、
溜め込んだ衝撃波が、

勢い良く迫り寄せた。









「ハッ!!」









見よう見まねで
里子も同じように
手を突き出すと、
それよりデカい衝撃波を
発する。









その力は
獅死雄の力を飲み込み、

倍にして跳ね返した。










「やった!!」









里子が喜ぶが、
火鳥は逆の言葉を放つ。









「まずい!!」









辺りは2つの力の衝撃で、
土埃が舞っている。









それに乗じて、
獅死雄は姿をくらまし
一同を困惑させた。









「避けた…!どこだ!」









辺りを探ると、
真後ろの埃から
ボフっと獅死雄が
飛び出した。








「『足枷の扉』!」









獅死雄の囲んだ手から、
ロックオンされた
里子・サキ・火鳥
三人の足に、

白い塊のようなものが
発現した!