霊務3

【対決!四獣霊!─36】






そんな事………

あるハズはない!!










「ふ、ふざけるなぁ!!

アンタみたいな小娘に
アタシの能力が消えた?

バカ言っちゃいけない!」










グッと亀咲は力を込めて、
里子に金縛りをかけた。










この能力を利用して、
体を握り潰すつもりだ!









「死ねぇぇぇぇ!!!!」









……しかし、

里子は平然な顔で
何もないかのように
変わらず立っている。









いくらボロボロだとは言え、
天下の四獣霊の力。


及ばないなんて事は、
有り得ない。










「な……んで
平然としていられる…

まさか……

これはアンタの特殊能力?

『相手の能力を吸う能力』が
アンタのレベル7の力!?」










亀咲はそう判断するが、
当の本人は見当もつかない。










そんな能力は発動した
身に覚えがないし、

もともと
レベル4だったのに、
レベル7の特殊能力が
使えるのも
不思議に思った。










だが、
今は間違いなく
里子はレベル10。










それにこの、
漲るような霊力……









理由はどうであれ、
礼子の力を取り込んだのは
紛れもない事実だろう。











「く………

よくもアタシの
最高傑作を…!

死ぬがいいわ!!!」










怒涛のごとく、
怒りを燃やした亀咲は
里子に向かい飛び出した!










「いや!来ないで!!」










迫る亀咲を恐れ、
里子は手を突き出すと…