霊務3

【対決!四獣霊!─28】






希望の光が見えたとこで、
さっそく火鳥は
亀咲に問いかけた。









「さあ…亀咲。
もう諦めな。

お前の最強カードが
なくなった今、
ウチら相手に
勝ち目はない。

元仲間のよしみだ。

これで手を引くなら、
お前に手は出さない。

もし、
それでも
四獣霊達の元に
行くと言うなら…
容赦はしない」










ジッと相手が
どんな行動に出るか、
見据える火鳥。










しかし…










(ん……?)










亀咲を見ていると、
異変に気付いた。










いつの間にか、
その彼女の膨大霊力は
風船のようにしぼみ、
カラッカラの
状態になっているのに
気付いた。









そんな、
生気も一切失われた
彼女は、
か細い声を出した。










「ハアハア…

フ、フフ……

さ、最終兵器?
最強カード?

誰がそんな事
言ったんだい?

アンタの言っていた事は、
ぜ、全部的外れだよ…

信長はアタシの
2番目のオモチャだ。

ま、まだ最終兵器を
出しちゃあいない…」










「……何だと?」










ただの強がりと思った。









だが、
それは直ぐに違うと
判断できた。









風が……


さっきまで
信長の出現に
荒れ狂っていた風が…










『逆に』ピタリと止まり、
異様な静けさを
醸し出していた