霊務3

【対決!四獣霊!─21】







嫌な予感がする。






出てはいけない何かが…

闇から、
現れようとしている。










「これは……まさか……

アイツの最終兵器…
『あの霊』を
蘇らせるのか!?」











火鳥がそう言うと、

街に照らされた光は
亀咲の目の前
一点に集まり、

勢い良く地面から
ドシュっ!!っと
何かが飛び出した。










………









ヒュウゥゥ-…………









空に浮く、霊1匹。










その出で立ちは、
深紅のマントに身を包み、

鬼のような兜に
重圧感のある鎧を纏い、

手には数mはあろうか
大刀を持っている。










ゴゴゴ!


ピシャーン!
ピシャーン!!


ガラガラ!!!










この霊の出現に、
空は稲妻が大荒れして
天を怒り狂わせた。









「何……あの霊…」










里子はゾクっと背筋を
凍らせると、
火鳥は汗を垂らして答えた。










「…あれこそ、
俺達が生きていた中で
最強最悪と呼ばれた霊…

全ての敵を殲滅し、
全ての者を無に帰する
悪魔…

過去武将の最上位。
不軍大帝
『織田信長』だよ」










グオオオオオォォ!!!










その雄叫びは、
ビリビリと
辺りのもの全てを
震撼させた