霊務3

【対決!四獣霊!─7】





土から出てきた者は、
火鳥の炎を真正面から
受け止めた!









「!!」










火鳥が見ると、
そこには2mを越す
熊のような男が、
土から這い出ていた。









「ンフフ。

その炎。
アタシのお気に入りには
効かないわよ♪」










その光景に、
オジサンは目を見開かせた。









「あれが火鳥さんの
話していたネクロマンサー!
死霊使いの特殊能力!!」










どんな能力か
まだ分かっていない里子は、
その意味を聞いた。








「何ですか田中さん…

そのネクロマンサーって…」









「ウム……。

ネクロマンサーとは
霊務を終えた死者…

つまり生き返ってしまった
霊の魂部分のみを使い、
再びこの世に
蘇らせるものだ。

それを操り攻撃させる…

前に千体もの霊を蘇らせる
死霊使いが居たが、
一体玄武の亀咲は
どれ程の量を…?」









すると、
その言葉が
聞こえていたのか、

亀咲は2人に体を向けた。









「ウフフ…
知りたい?

私の容量はねぇ…

1人が限界よ♪」









「へ………?」










オジサンの
マヌケな顔に、
亀咲は笑いながら答えた。









「私の能力は、
そんな
ただ雑魚達ばかりを
蘇らせるなんて、
チンケなものじゃないわ。

1人呼び寄せるのに、
やっとだもの…

何たってこの子は…」








グオオオオ!!!








すると、
土から生まれた死者は
火鳥向かって突進した!









振りかぶる拳。



フォン!!!!




それを
めいいっぱい

火鳥に突きつけた!!