霊務3

【対決!四獣霊!─5】





まだ四獣霊の白虎…

獅死雄の姿は見えないが、
この戦いに合流されれば
勝ち目はない。









全滅は、
まのがれない状況。








あまり、
亀咲との戦いに
時間はかけていられない。










そう考えた火鳥は
スウッと息を吸い、
両手を大きく広げた。








それはまさに、
鳥が羽ばたくような形で、
その周りから
チリチリと音がし始めた。










「ようやく出したね……」










亀咲がそう言い、

見る先には
炎に包まれた火鳥が
まるで火の鳥のように
羽ばたきを見せている。









その姿は
いつもの彼からは、
想像出来ないような
真剣な眼差しで
赤き炎を燃え上がらせ、
見るもの全てを魅力した。








「あ、あれは
まさか特殊能力…?!」









オジサンは初めて見る
火鳥の特殊能力に
目を食い入らせた。









フォン…!

フォン…!









華麗に羽ばたく
その両腕から、

炎が舞い上がった!!









「里子ちゃんを守る為だ…
元仲間でも容赦はしないよ。


……いけ!」











ゴウ!!!









火鳥の合図と共に、
身に纏っていた炎が
亀咲に向かい飛び出した!!