霊務3

「託された願い-10」





「あ………あ…」









里子は、
その姿を見るや否や
後退りをした。










そこに居たのは……







なんと………






07のボス!!







ビルの屋上に立っていた、
あの暗く不気味な
最悪の男が立っていたのだ!








「君には
その本は重過ぎる…

止める事だな」







静かに喋るボス。






一体いつの間に
この部屋に…!?




いや、
もともと
この部屋に居たのか!?









どちらにしろ、
里子1人じゃ
どうこうできる
相手じゃない。









こちらが最大限の
警戒体制に入っているが、

相手は里子を歯牙とも
かけないくらいに、
体も向かせてもいない。








そんな違う方を向いている
ボスの横顔を
しばらく見ていると…










スッ…









その視界から、
もう一つ影が見えた。









それは、
ボスの片腕である、
四獣霊の竜騎だった