霊務3

「始まる戦い―23」






座り込み、

ボロボロの姿で
サキを見上げるキサラ。










「あ、あんたは確か
サキさんっ…

どうしてここに…」









サキにしても
他の霊と一緒に惑わされ、

街の外に
出てしまったかと
思っていた。










「フフン。

アタイは
あんな幼稚な手に
引っかからないよ。

霊の行列が
現場を離れて、
街の外に行くのは
おかしいと思い、
戻ってきたら
案の定だ」










頭のキレるサキは、
先を見越して
敵の罠を
見抜いていたのだ。









「グギギ…
何ちゅう金縛りだ…」







鎌桐にかけられた
金縛りは、

さすがは
金縛りマスターサキと
言うべきだろうか?




全く動きが
取れなくなっている。








そのまま
金縛りをかけながらも
キサラの近くに行き、
そっと傷ついた肌に
手を触れた。










「可哀想に…

こんな
ボロボロになるまで…」









怒りがこみ上げる。




部下ではないにしても、

よくも
女の肌をこんなに…!