霊務3

「始まる戦い―20」





ブシュー!!!!!









勢い良く出る、
己の血。









一瞬起こった事が、
何が何だか分からない。










その場にガクリと
膝を付くキサラ。










あの時と…

サキがやられた時と
同じ現象だ…










「グフっ!!」










どんな特殊能力か
分からない。










瞬間移動プラス
謎の傷…










こんなヤツ相手に、
勝てる見込みはない。









両手を地面に付く
その無様な姿を、

鎌桐は
さっきまでと違い
カミソリのような
鋭い目で、
キサラを見下ろしている。










「…カマキリ野郎だと?

お前も
白虎の糞野郎みたいに
同じ事言いやがって…

予定は変更だ。

見逃してやろうかとも
考えたが、
その顔…

ズタズタにしてやる」











鬼気とした面で
睨みつけて
来るのが分かり、

殺意もヒシヒシと
背中に感じる。









どうやら、
逆鱗に
触れてしまったようだ。











「さあ、
次はどこがいいか」









ザッと近付いた
鎌桐に対して、
キサラはバッと
顔を上げた。










「アアアアアアア!!
!!!!!!」










勢い良く発せられた
その声は、
キサラ得意の
超音量声だ!