霊務3

「始まる戦い―14」






覆われていく壁を
『街の外』から見上げる
警備霊達。










何が起きているか
分からないが、
とにかく
街が隔離された。










「うわ!
なんだこの壁は
と、通れないぞ!

街に入れない!!」











異変に気付き
再び戻ろうにも、
既に通れなく
なっている。










「なんだ~!!
何をしてるお前ら!

何で持ち場を離れて
こんなとこまで
来たんだ!!」










お偉い霊が大声を上げ
パニックになっている。










「そんな…
アナタが命令を
出したんじゃ
ないですか!」










「何~!!?
一言もそんな事は
言ってないぞ!」










そうは言っても、
命令されてから
ここに来るまで
一度も目を離さず
ずっと共に
歩いていたのに、
今更何を言う?










しかし、
この霊もこの霊で
気付いた時には
皆どこかへ向かい
歩いていたので、
そのまま付いて来た
だけなのだ。










「何やってるんだ!
バカモノー!!!」










少し離れた遠くのとこに
違う別の警備部隊が、
全く同じくして
お偉い霊に
叱られていた。










周りを見渡すと、
そんな状態ばかりの
霊達が
街の外をうろついている。










「しまった…!!」










もはや街の中に
警備にあたる霊は
一匹もいない