霊務3

「お気楽な仲間―37」






「止まりな!!!」








何かされると思い
カッ!っとキサラは
金縛りをかけるも、

流石は四獣霊。

まるで何もかかって
いないかのように
金縛りをブチブチ破り、
キサラの後ろに居る
里子に歩み寄った。









そして、
ガシッと
里子の手を握り、

真剣な眼差しで言う。









「俺は、
あの猫を助けた事故から
里子ちゃんの事が
本当に好きになった!!

その優しさに惹かれ、
恋い焦がれて
俺が守ってあげたいと
思ってる!!

それを信じて!」










現世…

生きている頃でも
なかった
初めて面と向かって
言われた愛の告白。










そんな突然な事に
少し顔をカァァっと
赤くする里子。









言葉が浮かばない。









キサラも呆気に取られ
ポカンとしている







そんな長々しい
やり取りに、

ようやく腰も治った
オジサンが
火鳥に話を仕掛ける。









「か…火鳥さん。

その言葉が本当なら
07は…

仲間はどうするのですか?

この子は…
里子君は、
この戦いに
かり出されてる霊です。

それを守ると言う
アナタは…」










そう問い掛けると
火鳥はケロッと答えた。









「ん~~~
じゃあ俺、
07や~~~めた♪

やっぱり俺は
07じゃなくて
四獣霊だし、
里子ちゃんを
守りたいからね★」











やめるって
そんな簡単に…







それに、
さっきからそうだが
本当に07の名を
嫌っているようだ。








逆に言うと、
四獣霊の名に
誇りを持っている気が…