霊務3

「お気楽な仲間―32」






へ……?









レベル10?









あのカー君が?









突然言われ、
始めは冗談かと思った。










だけど、
オジサンの
『担当者の目』には
しっかりと

10の文字が
見えていた。










そんな…

出会った時、
パトロールの事
知らなかったのに
何故?










誰にも関わらず
ヒッソリと
暮らしていたタイプの
霊か?









それなら
こちらの作戦の概要は
全く知らなくても
不思議ではないが、

この性格で
そんな事あるのだろうか?









それか、
任務を忘れ
ブラブラしていたか?









性格的に
そっちの方が
ありそうだ。








とにかく
よく分からないが、
とんでもない人と
友達になったもんだ。










「あ~~~
いいんだ、いいんだよ
俺に特別扱いしなくても

里子ちゃんには
カー君って
呼ばれたいから
そう呼ばしてるんだ」










するとオジサンは
ハア…と言いながら、

里子の頭を押さえていた
力を弱めた。









頭を上げた里子は
火鳥をジックリと
見つめた。









驚きだ…

こんな若くて
昼間っから
任務も放棄して、

ブラブラしてる人が
社長レベルなんて…










改めて見ていると、
火鳥は照れているようだ










「うわ~
里子ちゃんに
見つめられてると
嬉しいな~★」









周りに比例して
この明るさ…

ホントに気楽な仲間だ