霊務3

「お気楽な仲間―19」





「そうだが…
何かね?」









暗い暗い…

冷たい目…









まるで、
死神を見ているかの
ようだ。










「目的は何かね!

こんな事までして…」










すると、
長く伸ばした
ドス黒き髭をかき分け、
質問に答えた。









「目的は
選択の間の独占。

我々は
最後のチャンスを
言いに来たのだ…

何も言わず
明け渡すなら良し。

だが…
邪魔するようであれば…

全員に、
更なる『死』を
プレゼントしなければ
ならない」









こんな状況で、
よくもまあ強がる事…









そんな腹の据わった
ボスに対し、

こちらも負けじと
言い返す。









「絶対に、
お前達の思い通りには
させない!

我々は、
明け渡す気は毛頭ない!」










それだけ聞くと、
ボスは亀咲に
命令を下した。









「そうか…
我々との交渉決裂だな。


……


亀咲…」









亀咲は名前を呼ばれると、
ググッと腕を伸ばし、
前に片手を突き出した。









「ハーイ!

こんなヤツらに
私の特殊能力も
使うまでもないわ。

この吹き飛ばす力だけで
十分!

じゃあ、
今度こそバイバイ」









そんな!!


この金縛りの中、
動けるなんて!!!










オジサンの予想を、
遥かに越えるパワー。









ここまでとは!?