霊務3

「お気楽な仲間―14」





その為に、
今は遊んでる場合でも
ないので、

一旦この場を
去ることにした。









「と言うことで、
カー君?でしたっけ。

また今度見かけたら
声かけてください。

じゃあ…」










里子は一礼し、
再び街中に
姿を消そうとした。









すると…








「フフーン♪フーン♪」









火鳥は里子の後ろを
ご機嫌でついて来る。









「あ…
どうしたんです?」








何だろうと思い、
後ろを振り返り
話し掛けると、

無邪気な顔で
答えてくれた。









「俺っ里子ちゃんに
ついてく★

君を守ってあげたいから
ヨーローシーク♪」










…はい?









いきなり
何を言うのだろうか
この人は。








そんな火鳥は、

『何のパトロールかは
知らないけど、
女の子1人が
見回りするのは
危ない!』と思い、

ボディーガード的な事を
務めようとしているのだ。









「え、え…?」









困惑するが、
火鳥は
里子の肩に手を置き、

無理やり押して
並んで歩いた。









「さあ~
行こう行こう♪」









結局、
押しに弱い里子は
断りきれず、

流れに身を任せて
しまっている。










まあ…

意外に
こー言うタイプは
嫌いじゃないし、

相手が勝手に喋って
くれる人の方が、
里子にピッタリである。

(里子は口数少ないので)








かくして、
2人はしばらく
話をしながら、

街中を練り歩くのだった