霊務3

「お気楽な仲間―12」






何だろう?


人の顔をジックリと…









「あの…何か…?」










恐る恐る聞いてみると、
質問を質問で返された。










「キミ…

何て名~~前?♪」









とても気さくそうな
感じで聞いてくる。







人見知りをする里子でも

あまり
警戒せず普通に話せた。










「里子。

諸星里子です」










「ふうんっ

里子ちゃんね♪」









いきなり馴れ馴れしく
下の名前で呼び、

男はニコッとして
太陽のような
笑顔を見せている。









改めて
容姿をよくよく見ると、

髪は
癖毛のような
パーマのような
どちらか分からないが
クルっとしており、

霊だから
薄くて分かり辛いものの、
若干茶髪にしているのも
見えた。









長身で、
歳も感じ的に
自分より上かな?
と思う。










そんな霊が
突如として
握手を求めてきた。









「友達になろっ♪

俺の名前は
カトリシンゴ!」










え?え?




SMAPの…?





と思っていると、
冗談混じりで
説明してきた。










「あーあー!
芸能人の
香取慎吾じゃないよ★

俺の場合は
ひのとりと書いて
『火鳥』(かとり)♪

慎吾は同じ字だけどねっ

でも慎吾ちゃんって
呼ばれるのもカブるし、
かと言ってカトリじゃ
呼びにくいから

カー君って呼んでくれ♪」










よくまあ、
自分から進んで
ベラベラ喋る人だ…