霊務3

「お気楽な仲間―11」





ハッと歩道側を見ると、
1人の男性が立っていた。










コチラを見て話してる?

って事は
人間じゃなく霊?






すると肩に
さっきの猫が
乗ってるのが見えた。









「あ!ネコちゃん!

良かった、生きて…」









すると、
言葉に被せるように
つっこみが入った。









「生きてないって。
もともと死んでるよ
この猫は。

ホラ、
君も触れられたろ?」









……


あ…そうか…


考えてみれば、
抱きかかえられる時点で
猫も霊体である事に
気付かなければ
ならない。









それを必死になって

まあ
お恥ずかしい事を…










「な、なんだ…

私の早とちりか…」










どちらにしろ
良かったと、
胸を撫で下ろす。










「ふ~~~ん」










その男の霊は
マジマジと
里子の顔を覗き、

周りをグルリと
何度も回って
ジロジロと眺めている