「お気楽な仲間―1」





あれから一週間…








近頃
07の不穏な動きが
噂に立ち、

緊急の為、
預けていた
里子とキサラを
引き取りに行く
オジサン。








ヤツらも、
そろそろ
動きを見せる頃だ。








焦る気持ちを抑え、
駆け足で
三人の元へ向かう。








少しは、
成果が出てくれればと
願うばかりである。








例の工場に行き
辺りを見回すと、


奥の方で
ちょうど人間達が
こちらに向かって
走ってくるのが見える。









「うわー!!!!!」









恐怖に引きつった顔。



どうやらアチラで
みんなは
霊務中のようだ。









「いい人間の顔付きだ
ウンウン。

お、いたいた…」









遠くから見ても
どデカい霊の姿。








デイダラの
巨漢は目立つので
すぐ分かる。









ちょうど向こうも
オジサンが来たのに
気付いた。










「ああ、田中さん。
どうもです」









里子が
キチンと挨拶する。



するとレベルが4に
なっているのが
見えた!!









「おお!
この一週間で
レベル1も
上がったのか!!」








オジサンは
昇級した事に、
とても喜びを
露わにした!