霊務3

「現れた悪魔-10」





しかも、
自分自身は
レベル4なのに、

その倍あるレベル8の
サキに教えるなんて、

イカサマもいいとこだ。








「オッサン……

こんなのが本当に
役立つのか?

アタシらは
真剣だし時間もないから
もっとレベルが高い
霊の下で教えてくれよ」








デイダラボッチは
それを聞くと、

笑いながら
軽く前に手を突き出した







太った人がやると
突っ張りみたいな
ポーズだ。







…グ。







軽く力を入れる。


すると…







ドン!!!!!!!!







けたたましい音と共に
キサラは
彼方に吹っ飛んだ。







「キサラ!!?」








外まで飛んだのか?

里子は慌てて
助けに追いかけた。




オジサンは
冷静に見ていて、
走って来る様子はない。








里子1人だけ飛び出し、

辺りを見回すと
工場の駐車場に
キサラは倒れている。








「大丈夫!?キサラ!」








里子の言葉に
すぐに体を起こす。






全くの無傷だ。







「ああ、大丈夫だ…

でも今のは…」







レベル4の霊に、
あんな能力が
あるハズはない。








霊を吹き飛ばす
能力と言えば…








軽い
カルチャーショックを
受けていると、
2人の後ろから声がした








「グフグフ。

ちょうど広いとこ来た

さっそく始めようか」






デイダラボッチ?!

あの体格で
いつの間に…!










何者だ…?コイツ…