「現れた悪魔-5」
「サキさん!!」
あまりの恐怖に
固まっていたが、
サキの苦しむ姿を見て
初めて里子が動いた。
近付き、
傷の具合を見る。
思った程、
深い傷はないようだ。
それにしても、この、
紙で手を切ったような
綺麗な切り口は
何なのだろうか?
何が起こったのか
さっぱり理解出来ない。
心配そうに見ていると
サキはフラリと
立ち上がった。
「う…アタイは
大丈夫だ…
それよりみんなは…」
自分の怪我より
人の事を
心配してくれている。
何て人だろう。
感銘に浸ってる暇はなく
里子はうんうんと
頷き返した。
「……そうか…
良かった…」
そう言うと、
サキは橋の方へと
歩き出した。
「ど、どこに
行くんです?
そんな体で…」
里子は
後を追おうとするが、
強く拒否された。
「付いて来るんじゃあ
ないよ。
…これで分かったろ…
ヤツらの力を…
あんたら二人は
さっさと成仏でも
なんなりするんだね」
こんな言い方だが、
これはサキの優しさ。
本当に新人霊を
巻き込みたくない
一心である
「サキさん!!」
あまりの恐怖に
固まっていたが、
サキの苦しむ姿を見て
初めて里子が動いた。
近付き、
傷の具合を見る。
思った程、
深い傷はないようだ。
それにしても、この、
紙で手を切ったような
綺麗な切り口は
何なのだろうか?
何が起こったのか
さっぱり理解出来ない。
心配そうに見ていると
サキはフラリと
立ち上がった。
「う…アタイは
大丈夫だ…
それよりみんなは…」
自分の怪我より
人の事を
心配してくれている。
何て人だろう。
感銘に浸ってる暇はなく
里子はうんうんと
頷き返した。
「……そうか…
良かった…」
そう言うと、
サキは橋の方へと
歩き出した。
「ど、どこに
行くんです?
そんな体で…」
里子は
後を追おうとするが、
強く拒否された。
「付いて来るんじゃあ
ないよ。
…これで分かったろ…
ヤツらの力を…
あんたら二人は
さっさと成仏でも
なんなりするんだね」
こんな言い方だが、
これはサキの優しさ。
本当に新人霊を
巻き込みたくない
一心である



