素敵すぎる上司

翌朝。

朝ご飯と郁美のお弁当を作っていたら郁美が起きて来た。


「おはよう」


「おはよう。よく眠れた?」


「あんまり……。お姉ちゃんは?」


「私は昨日は色々あったから、あの後バタンキューよ」


「何よ、色々って?」


「郁美には関係ない事よ」


「ケチ。あ、そうだ。昨日、お姉ちゃんに電話あったよ。その後警察から電話が来たから、すっかり忘れちゃった」


「ふーん、誰から?」


「それがね、名前を言わないのよ。女の人でね、やたら丁寧な言葉遣いだった。ここに電話ちょうだいってさ」


郁美はメモをテーブルに置いていた。


「はい、出来たわよ。私は涼の病院へ行くから、早く食べちゃって?」


「私も行こうかなあ」


「だめよ。学校でしょ?」


「は〜い。じゃあ帰りに行くね。ところでさ、電話してみてよ、ここに」