素敵すぎる上司

「頑張ってね?」


「はーい」


香取課長の隣は元々空席だったから、荷物を移すだけで席替えは簡単に済んだ。


そう言えば、他の職場でも空席が多いが、それは人員削減で人が減っているからだと、前にゆかりちゃんから聞いていた。


「課長、よろしくお願いします!」


私は香取課長の横に、直立不動で立って挨拶をした。


「まあ、そんなに固くならず、よろしく頼むよ」


「はい」


「相談もせず、いきなりで悪かったね」


「いえ、別に……」


「あ、そうそう。昼休みなんだけど、僕に合わせてもらっていいかな?」


「と言いますと……?」