素敵すぎる上司

香取さんに裸を見られた……

あの場合は“見せた”と言うべきかしら?


でも、香取さんもすぐ後ろを向けばいいものを、じっくり見てたわよね?


「もう……、エッチ! ドスケベ! 変態!」


「誰の事だ?」


髪の毛をバスタオルでゴシゴシ拭きながら、香取さんへの恨み事を言いながら歩いていたら、いつの間にか香取さんがいるラウンジに戻っていた。


「香取さんに決まってるでしょ?」


私は恥ずかしさで香取さんの顔を見られず、横を向いて文句を言った。


「おまえが見せてくれたんだろ?」