素敵すぎる上司

少しして、ワゴンを押したボーイさんが現れた。

「すまないが、ちょっと手を貸してくれないか?」


香取さんは、ボーイさんにそう言うと、どこからかテーブルと椅子を二人で運んで来た。そしてボーイさんはテーブルに白いクロスを敷いて料理を並べていった。


「さあ、飯にしよう。座って?」


ボーイさんが帰ると、香取さんが椅子を引いてくれた。


目の前には、美味しそうな料理がたくさん並べられていた。


「美味しそう! でも、こんなにたくさん食べられるかしら……」


「俺が頑張って食うから大丈夫だよ」


そう言いながら、香取さんは赤ワインをグラスに注いでくれた。