カーテンを突き抜けるほどの眩しい朝日に、思わず目を開ける。
「ん……」
隣を見ると、ガールフレンドになったばかりであるメイの可愛い寝顔があった。
イタズラしようと、頬をツン、としてみる。
「んっ……
ん?
蓮太郎?」
あ、起きた。
「おはよ、メイ。
朝から可愛い彼女の寝顔見れるなんて幸せだ。」
「おは……よっ……
彼女、って響き慣れない……」
この朝の挨拶も、普段は出来ない。
今は、1つの家で一緒にいるからこそだ。
つかの間のお泊りだ。
「今日は、メイが朝ご飯作る日な?」
「あ、うん!
そうだったね、忘れてた!
シャワー浴びてくる!」
無造作に脱ぎ捨てられた服で身体を覆いながらパタパタと脱衣所に向かうメイ。
足どりがひよこみたいだし、時折眠そうに目をこする姿もたまらない。
俺は、上は何も着ずに上半身裸のままで、ベッドに寝転がる。
……それにしても、派手にしたよな、と改めて思う。
シーツはかなりグシャグシャだし、ところどころ汚れている。
おまけに、シーツからは最中に間近で感じたメイの香りがした。
全てが解決するまで、好きな女に手は出さないと、誓っていたはずだったのに。
好きな女の泣き顔には弱い。
泣き顔を見て、理性の箍はたやすく外れた。
大好きとか、言った記憶がある。
告白の台詞は、毎年恒例の、独立記念日を祝してあがる花火に、と思っていたのに。
そもそも、日本式に告白なんて考える時点で、日本に戻りたい気持ちがあるのかもしれない。
日本だと、告白をしてから付き合うが、アメリカではそんなことはしない。
デーティング期間という、お試し交際の期間があり、その間に、昨夜みたいに抱き合うなりして相性を確かめる。
デーティング期間は、『愛している』や『大好き』という類の言葉を告げる。
もしくは彼女の友人や家族にガールフレンドと紹介すると、デーティング期間を終えて恋人になっになったという認識になるのだ。
この際だ、本来告白だったところをプロポーズにしてみるか。
指輪はサイズ直しが面倒だ。
本人と一緒に選びたい。
メイが記入する箇所だけ空白の婚姻届を渡す、というのも我ながら良いアイデアかと思った。
しかし、まだメイは二重国籍だ。
今のまま、婚姻届を出すわけにはいかない。
どうするべきか。
そんなことを思っていると、携帯が鳴った。
相手はミツだ。
「もしもし……」
『おい、蓮太郎。
ちゃんと起きてるか?
間の抜けた声出してるんじゃねぇよ!』
電話口からは、やけに焦ったミツの声が聞こえた。
朝からやかましいな……
「何だ、ミツか。
こっち、まだ朝なんだけど?
オレも今起きたばっかりで……」
『知ってる。
ただの寝起きにしては、声が掠れてた。
さてはキサマ、例の想い人を抱いたな?』
何でバレてるんだ。
「んで?
わざわざこちらの時間に合わせてお前がこんな時間にかけてきたからには、何か理由があるんだろ?」
オレがそう言ったところで、シャワーを浴び終えたメイがパイル地のボーダーワンピースを着て浴室から戻ってきた。
しかもあろうことかミニ丈だ。
朝だから制御出来ないの、知らないだろ?
知らないぞ、後でどうなっても。
「悪い……
ちょっと待って?」
「お。メイ、お帰り。
朝から色っぽい格好してるね?
どうにかなりそ。」
「ただいま。
誰と電話してるのか知らないけど、呼んだら降りてきなさいよ?」
「うん。わかった、ありがと。」
何か……今のやり取り、新婚夫婦感みたいな感じがした。
そんな、自然な感じが。
「悪い。
……で?何?」
『分かったんだよ!
メイちゃんって子を犯した2人のうち、もう1人の名前が!』
はぁ?
マジかよ。
「ん……」
隣を見ると、ガールフレンドになったばかりであるメイの可愛い寝顔があった。
イタズラしようと、頬をツン、としてみる。
「んっ……
ん?
蓮太郎?」
あ、起きた。
「おはよ、メイ。
朝から可愛い彼女の寝顔見れるなんて幸せだ。」
「おは……よっ……
彼女、って響き慣れない……」
この朝の挨拶も、普段は出来ない。
今は、1つの家で一緒にいるからこそだ。
つかの間のお泊りだ。
「今日は、メイが朝ご飯作る日な?」
「あ、うん!
そうだったね、忘れてた!
シャワー浴びてくる!」
無造作に脱ぎ捨てられた服で身体を覆いながらパタパタと脱衣所に向かうメイ。
足どりがひよこみたいだし、時折眠そうに目をこする姿もたまらない。
俺は、上は何も着ずに上半身裸のままで、ベッドに寝転がる。
……それにしても、派手にしたよな、と改めて思う。
シーツはかなりグシャグシャだし、ところどころ汚れている。
おまけに、シーツからは最中に間近で感じたメイの香りがした。
全てが解決するまで、好きな女に手は出さないと、誓っていたはずだったのに。
好きな女の泣き顔には弱い。
泣き顔を見て、理性の箍はたやすく外れた。
大好きとか、言った記憶がある。
告白の台詞は、毎年恒例の、独立記念日を祝してあがる花火に、と思っていたのに。
そもそも、日本式に告白なんて考える時点で、日本に戻りたい気持ちがあるのかもしれない。
日本だと、告白をしてから付き合うが、アメリカではそんなことはしない。
デーティング期間という、お試し交際の期間があり、その間に、昨夜みたいに抱き合うなりして相性を確かめる。
デーティング期間は、『愛している』や『大好き』という類の言葉を告げる。
もしくは彼女の友人や家族にガールフレンドと紹介すると、デーティング期間を終えて恋人になっになったという認識になるのだ。
この際だ、本来告白だったところをプロポーズにしてみるか。
指輪はサイズ直しが面倒だ。
本人と一緒に選びたい。
メイが記入する箇所だけ空白の婚姻届を渡す、というのも我ながら良いアイデアかと思った。
しかし、まだメイは二重国籍だ。
今のまま、婚姻届を出すわけにはいかない。
どうするべきか。
そんなことを思っていると、携帯が鳴った。
相手はミツだ。
「もしもし……」
『おい、蓮太郎。
ちゃんと起きてるか?
間の抜けた声出してるんじゃねぇよ!』
電話口からは、やけに焦ったミツの声が聞こえた。
朝からやかましいな……
「何だ、ミツか。
こっち、まだ朝なんだけど?
オレも今起きたばっかりで……」
『知ってる。
ただの寝起きにしては、声が掠れてた。
さてはキサマ、例の想い人を抱いたな?』
何でバレてるんだ。
「んで?
わざわざこちらの時間に合わせてお前がこんな時間にかけてきたからには、何か理由があるんだろ?」
オレがそう言ったところで、シャワーを浴び終えたメイがパイル地のボーダーワンピースを着て浴室から戻ってきた。
しかもあろうことかミニ丈だ。
朝だから制御出来ないの、知らないだろ?
知らないぞ、後でどうなっても。
「悪い……
ちょっと待って?」
「お。メイ、お帰り。
朝から色っぽい格好してるね?
どうにかなりそ。」
「ただいま。
誰と電話してるのか知らないけど、呼んだら降りてきなさいよ?」
「うん。わかった、ありがと。」
何か……今のやり取り、新婚夫婦感みたいな感じがした。
そんな、自然な感じが。
「悪い。
……で?何?」
『分かったんだよ!
メイちゃんって子を犯した2人のうち、もう1人の名前が!』
はぁ?
マジかよ。