氷の女神

「ぽかぽかして気持ちいいですね…?」

春の陽射しが本当に気持ち良かった。

綾乃さんが食べにくいかと思い、急いで俺も弁当を食べはじめた。

チラッと見ると、綾乃さんも箸を持って、モグモグしてたので安心した。

見たところ、綾乃さんは飲み物を持ってないようなので、ペットボトルのお茶を1本差し出した。

「主任、よかったらどうぞ。僕のもありますから」

「………」

綾乃さんは不思議そうに俺を見ている。

「どうぞ、遠慮しないで」

「里中君は…」

「………!?」

「いつもお茶を2本買うの?」