青い桜が咲く頃に


携帯電話と充電器
財布が落ちないよう
ポケットを押さえながら

その手には
ゲンさんの巾着袋を
しっかりと握りしめて。



アタシは走った。


全力疾走なんて
何年ぶりだろう

なんて
考える余裕もないくらい
アタシは必死に
ただ走っていた。