するとコウキも 同じような包みを 差し出した。 「俺とダイセイから。」 アタシは包みを開けて またすこし泣いた。 アタシたちは やっぱり家族に なれたんだね。 輪の中に 猫の後ろ姿。 アタシが二人に買ったものと まったく同じものだった。