「裕子、ごめんね。きつい言い方しちゃったけど、責めてるわけじゃないのよ。裕子が心配なだけなの。分かってね?」

恵美ちゃんは優しく頭を撫でてくれた。

「ううん、恵美ちゃんのせいじゃないの。自分で自分が情けなくなっちゃって…」

「責めないし、ちゃんと聞くから、全部私に話して?」

「うん」

全部は言えないんだけどね…