甘い秘密指令〜愛と陰謀に翻弄された純情OL〜

「部長。私に何かしましたか?」

「………………」

なんとか言ってよ!
でも、聞きたくないかも。

「青島じゃなくて悪かったな」

へっ? うそ?
この声は、神崎さん?

私はガバッと布団を跳ね退けた。

そこには、相変わらず恐い目付きで見下ろす神崎さんがいた。

私は何て言っていいか分からず…

「お、おはようございます」

と言っていた。

「呑気なものだな、西野裕子」

「あの、ここは神崎さんのお宅でしょうか?」

「そういう事になるだろうな」

「でも私、昨夜は青島部長に連れていかれたような…」

「その姿のままでは話し辛いのだが…」

気のせいか頬を赤らめる神崎さん。

『その姿』?

下に目を向けたら…

「ぎゃあ〜!」