甘い秘密指令〜愛と陰謀に翻弄された純情OL〜

征一さんはガバッと体を起こし、唖然とした顔で私を見下ろしている。

「な、何だって?」

「まだはっきりは分からないんだけど、もしかすると、に、妊娠したかも…」

「うわっ」

と征一さんは叫び、私の上から体を放した。

「俺、知らなかったから、裕子のお腹を押しちゃったよ。大丈夫か!?」

「うふ。大丈夫よ、それくらい…」

「そ、そうか?」

優しく見つめる征一さんの目が、見る見る涙で潤んでいった。

「どうしたの?」

「あ、嬉しくて…」

「まだ決まったわけじゃないから…」

「いつ分かる?」

「病院に行かないと…」

「そうか? じゃあすぐ行こう?」