「夕べはすまなかった。睡魔に負けてしまった」

「余程お疲れだったのね!」

「そんなに拗ねるな。なんならまだ時間はあるし、これから続きを…やるか?」

「『やる』とか言わないで!」

「じゃあ…するか?」

「す、するわけないでしょ?」

「おまえ、顔真っ赤。可愛いな」


それ、反則だよ…。
顔を伏せたら、テーブルのブルーベリージャムに気付いた。

「これも私のために、わざわざ…?」

「おお。おまえは甘党だろうと思ったからな。ブルーベリーで良かったか?」

「うん、大好きだよ」

征一さんも…