「警察の女―21」
反応がないまま、
時は過ぎる。
ゲホッ
これはヤバイかもしれない。
尋常じゃないくらいの
煙の量。
一回でもまともに吸えば、
意識を失いそうな
真っ黒な色を見せている。
「カナちゃんどこ!!
返事して!!!」
すると、
次はそれに反応するように
人の応えが返ってきた。
「返事するわけないだろ
バカ!!」
現れたのは九古。
ガムシャラに
叫んでいる声を
聞き逃さず、
探し当てたのだ。
「何よバカって!!」
いきなりの言葉に
反抗したが、
九古は手に持っていた
濡れタオルを、
英里に投げ渡した。
「バカだよ!
あの奥さんが言っていた
カナちゃんってのは、
ペットのイグアナだ!」
……………え?
は…………?
イグ………アナ……?
何を言われたのか、
よく分からない。
放心状態で
口をパクパクさせてると、
小窓からガサッと言う
音がした。
「あ……」
そこに居たのは、
今聞いたばかりの
紛れもないイグアナ…
その細身を活かして、
ズルッと窓から
逃げて行ったのを見た
反応がないまま、
時は過ぎる。
ゲホッ
これはヤバイかもしれない。
尋常じゃないくらいの
煙の量。
一回でもまともに吸えば、
意識を失いそうな
真っ黒な色を見せている。
「カナちゃんどこ!!
返事して!!!」
すると、
次はそれに反応するように
人の応えが返ってきた。
「返事するわけないだろ
バカ!!」
現れたのは九古。
ガムシャラに
叫んでいる声を
聞き逃さず、
探し当てたのだ。
「何よバカって!!」
いきなりの言葉に
反抗したが、
九古は手に持っていた
濡れタオルを、
英里に投げ渡した。
「バカだよ!
あの奥さんが言っていた
カナちゃんってのは、
ペットのイグアナだ!」
……………え?
は…………?
イグ………アナ……?
何を言われたのか、
よく分からない。
放心状態で
口をパクパクさせてると、
小窓からガサッと言う
音がした。
「あ……」
そこに居たのは、
今聞いたばかりの
紛れもないイグアナ…
その細身を活かして、
ズルッと窓から
逃げて行ったのを見た



